ちゃっす、佐々木です。ネットレーベルとGoogleの検索窓に入力すると「オワコン」というサジェストが表示されマス。

ちなみに「オワコン」と入力すると「茂木」が出てきますね。俺はあの自称脳科学者が大嫌いです。この現象についてはまるで「茂木がオワコン」みたいな感じで面白いですし、じっさいのところ茂木がお笑い芸人をオワコン扱いした事が原因で「茂木とオワコン」がセットになっているわけですが、そもそもお笑い以上にここ数年で完全に茂木がオワコンしていたので別にいいんじゃねえかと。

茂木の件は置いておいてちょいとこの「ネットレーベルオワコン説」についてちょっくら語りたいと思います。

人はきっと何かを「オワコン」にしたい

そもそも「オワコン」自体死語じゃねーかって感じてる人もちらほらいそうなもんです。さておき、人って常に何かを「オワコン」にしたいのでは無いかな、と思うんですよ。

昨今では「ボーカロイドはオワコン」っていうのが一番声が大きかったですよね。

人が何かをオワコンにする時の感情ってどんな感情でしょうかね。俺が思うにそいつは絶対に「優越感」なんですよ。

「かれこれ数年間若者達に熱狂的に支持されてきたボーカロイド文化を俺がオワリにしたぜ!」みたいな優越感。つまるところオワコンとか言いたい人というのは「ムーブメントの陰りを利用してほうって置いても倒れゆくであろう巨大なムーブメントを倒したかの錯覚」を味わいたい、という一種倒錯的な欲望の持ち主っていう事です。

ちなみに「オワコン」とかいいたい人は間違いなく「代替案」を持っていないんですよ。巨大なムーブメントの代替案が無くてただひたすらに「オワコン」とか言っていればいいんです。

だからね、ジャニーズが嫌いでSMAP解散が嬉しかったなら「SMAPはオワコン」とか言ってればいいんですよ。

で、ネットレーベルはオワコンか

じっさいのところネットレーベルがオワコンかどうかっていうとオワコンになりようが無いような気がします。何せネットレーベルなんてブログとか立ち上げて音源をDLしてもらうとか、各種様々なネットサービスで無料で音楽を配布するとかそんなもんですよ。

言ってみれば「オワコン」もクソもなく、始めるのも簡単すぎるが故に構想だけで始まりもせず、終えるには手軽過ぎて終えるわけにもいかない様な、生まれてもいなければ死にもしない、そんな程度のもんなんじゃないかと思います。

で、じっさいのところ「ネットレーベルオワコン説」の配布元って「CDが売れなくて困っている商業アーティスト」なんじゃねーかなとか邪推することも有るんですけど本当かどうかはわかりません。

なんで嘘を付くんだろ。「オワコン」なのは音楽の商業活動じゃん

何がオワコンなのかというと、おいらからするとそれは「音楽」がオワコンなんじゃないかと思いますよ。別に「音楽」をオワコンにして悦に入りたい訳ではなくてですね。

まずCDの売上は年々現象してます。じゃあ反面音楽配信サービスの売上が順調かっていうとそんなこともない。レコードブームとか言われていますが、嘘でしょ?

レコードブームの正体は大手メジャー会社が熱心なファン向けに作ってるだけで(アイアン・メイデンの新譜がアナログで出たってよ)結局昔のレコードブームとは全く異なる様相ですよ。

いくらでも変わりがききそうなミニマルテクノのレコードがワンタイトル千枚売り上げるくらいじゃないとレコードブームなんて言えないでしょ。そーいうことはかつてのブームを知っている人なら解りますよね。

もう一回まとめますがCD下降線、配信下降線、レコード下降線、そんでネットレーベルがオワコンだとしたらこれは「音楽」がオワコンってことですよ。昔みたいに誰も音楽を楽しんでないってことでしょうよ。

こういうのは好きじゃないんだけどネットレーベルの定義は一応「サイト等で音源を無料配布していること」です。なんでネットレーベルがもし「オワコン」だとしたら音楽が「オワコン」てことですよ。もう一回いいますけども。

オワコンなのは「ネットレーベル」じゃなくて「ネットレーベルが発信する音楽」かもしれない

おいら、巷にあふれるネットレーベルについて一つ思ったことが有った。それは「音質が悪い」って事。ぶっちゃけ言うと「プロのエンジニアが仕事してない」感じの作品がむちゃくちゃ多い事。オイラは音質にこだわりがあるから、音質が悪いとか、なんとなくインディーズでネットだからこんくらいで許してね?みたいな作品はプレイヤーのプレイリストには入れない。

じっさいのところ「初心者以上アマチュア未満」くらいの作品がサウンドクラウドなんかで聞いてるとゴリゴリ有るわけですよ。勿論ボカロブームの頃だってniconicoは同様でしたよね。

ボカロとおんなじで「下手くそ」がとても多いのが「ネットレーベル」ですね。勿論僕らだって人のことなんて何一つ言えないけども。

有名どころネットレーベルの作品聞いてると、少なくとも一過性のムーブメントで片付けるにはもったいないくらい、クオリティがしっかりした作品をリリースしているわけだから、やはりオワコンなのはネットレーベルなのではなくて「粗製乱造されたロークオリティ音楽」である事は間違いないと思います。

ぶっちゃけボーカロイドだってボカロがオワコンだったというよりは「下手くそが曲上げまくる(猛省)もちろんリスナーはそんなの求めてない」とか「プロはだしが参入してきたらしてきたで陳腐化」みたいな感じもあったわけで、そもそも存在しない架空の歌姫が歌を歌うって事にロマンを感じるなんてアブノーマル過ぎたのに、そんな異常な状況をブームだなんだつってガキを中心に盛り上がったっていうのは正気の沙汰ではありませんでしたけどね。

結局のところ「当たりハズレの大きさに疲れた」っていう人は幾分かいるかもしれない。で、ネットレーベルっていうと「素人がすぐに発表できる」みたいな場所になりがちだからこそ「オワコン」とか言われんのかも。

でも本当のところは「チヤホヤされたくてネットレーベル始めてみたけどリアクションなさすぎて寂しすぎる」って感じてるやっている人たちが「オワコン」って言ってそうな気がするけど。

インターネット回線を利用して無料で音楽を聞こうぜ

まあ、曲が悪い、とか散々なこと言い散らかしてあれですが、結局のところユーチューブなんかで音楽を聞く人が無茶苦茶増えているわけですよ。それにこんだけYouTube上にタイトルがあれば音楽買わなくたっていいじゃない、って感じるわけですよ。

最近なんてメジャーレーベルですら公式のPVガンガン上げてる。CD・音源が売れる売れないなんて言っている場合じゃない。もう無料で聞いてもらわないと先がない、って感じですよ。

言ってみれば大手メジャーレーベルですら「無料で音楽を配布している」っていう状況です。

規模はさておきネットレーベル化しているわけですよ。

ついでに言うとCDとかレコードとか出てそうだけど実は出て無くて、配信とYouTubeとサウンドクラウドでしか作品出してません。みたいな感じの人の音楽をじっくり聞くケースも増えてるよーな気がします。

結局のところ、曲が好きか。その曲を聞く時間というコストを掛けてよいか、という点が全てなんでしょう。

niconicoにボカロ曲を上げていたころから感じていたんですが、「タダだからって誰しもが聞くわけじゃない」ってことなんですよ。今はリスナー売り手市場なんですよ。曲が溢れかえっている。

結局のところ「Spotifyで一番聞かれたのはビートルズ」って話が有るんですけども、やっぱり「ネットレーベルオワコン説」に関しては聞き手が「安定した品質」とか「安心感」とか「MステにB’zを押し付けられてしまう気持ち悪さと気持ちよさ」みたいな感情を持っているからじゃねえかな、って思いました。

結論、やっぱ終わってもいなければ始まってもいないと思います。